読書日記【ジーン・ワルツ】
こんにちは!ヤマトです🐶
現在の産婦人科医療や妊娠に関する問題点について取り上げている作品!
海堂尊さんといえば、
著者自身が現役の医師で、
「チーム・バチスタの栄光」が有名です。
不定愁訴外来の主人公田口と厚生労働省の白鳥コンビが医療の現場の謎を解き明かすもので、ドラマや映画にもなっています🎬
ジーン・ワルツはそれらのシリーズとは異なり、
本作の主人公は顕微鏡下体授精のエキスパートである曾根崎理恵が主人公の
作品。
メインとなるテーマは不妊治療ですが、
この小説の中では、医療行政や医学にかかわる日本の問題について、
突きつけられているように感じました。
特に現在日本の産科医の減少にともない、
子供を安全に出産できる場所を彷徨う必要が出ていることを
マリアクリニックの過去の事故からとてもリアルに思います。
本書は、チームバチスタシリーズの延長という気持ちで
読みましたが、とてもメッセージ性の強い作品です。
医療小説好きの方にもおすすめです!